副業で月3万円稼いだら、いくら残る?売上・利益・時給を分けて考えよう

お金の勉強

「副業で月3万円!」と聞くと、毎月自由に使えるお金が3万円増えるような気がしますよね。

ただ、売上が3万円なのか、経費を引いて3万円なのかで、話はかなり違います。さらに、そこに何時間使ったのかも気になるところです。

副業を始めるなら、まずは売上・利益・使った時間の3つを分けて見てみましょう。ここを押さえると、続けるか、やり方を変えるかを考えやすくなります。

電卓とノートを置いた机。収入と支出を整理するイメージ
写真:Cht Gsml / Unsplash(無料素材)

売上3万円でも、3万円を使っていいわけではない

例えば、記事制作の副業で月3万円の売上があったとします。以下は説明のための架空の例です。

項目金額
売上30,000円
販売・仲介手数料6,000円
仕事専用のツール代2,000円
税金を引く前の利益22,000円

この場合、まず残るのは2万2,000円です。手数料が差し引かれて振り込まれたときは、振込額だけを見ると、売上や手数料の内訳が分からなくなるので、取引明細も保存しておきたいですね。

家事と共用の通信費などは、支払額の全部が副業の経費になるわけではありません。必要経費の範囲は国税庁「必要経費の知識」にも説明されています。

利益と、口座に残っているお金も別です

ここが少しややこしいところです。仕事を終えて売上が立っていても、入金が翌月なら、まだそのお金は口座にありません。反対に、年払いのサービス代などで、支払いと経費になる時期がずれることもあります。

「利益が出た」と「今すぐ使えるお金がある」は、同じではありません。

最初から難しい管理表を作る必要はありません。月末に「今月の売上と経費」と「これから入るお金・払うお金」を別々に確認するだけでも、かなり見通しがよくなります。

税金用のお金を別にしておこう

先ほどの2万2,000円は、税金を引く前の数字です。副業で増える税金は、本業の所得や控除などによって変わります。「副業は一律20%」ではありません。

税額の見込みがまだ分からないうちは、利益を全部使い切らず、別の口座や家計簿の項目に取り分けておくと安心です。取り分ける割合は、自分の年間所得の見込みをもとに調整しましょう。

また、よく聞く「20万円以下なら申告不要」は、一定の給与所得者についての所得税の話です。売上20万円ではなく所得の金額で判定し、所得税の申告が不要でも住民税の申告が必要となる場合があります。医療費控除などで確定申告をする場合も、副業分を省略できるわけではありません。

条件は国税庁の給与所得者の確定申告に関するQ&Aで確認してください。ブログ収入を例にした説明は、こちらの確定申告の記事にもまとめています。

「作業した時間」以外も数えてみる

2万2,000円の利益を出すのに20時間かかったなら、税引前で1時間あたり1,100円。40時間なら550円です。

ここには、制作そのものだけでなく、案件探し、打合せ、修正、請求書の作成なども入れてみてください。見落としやすいのですが、どれも自分の時間を使っています。

もちろん、始めたばかりの勉強時間まで含めると、最初は低い数字になりがちです。1か月の時給が低いからすぐにやめる、という話ではありません。3か月くらい並べて、慣れるにつれて改善しているかを見る方が判断しやすいと思います。

それに、収入を増やすためだけの副業なら費用対効果やタイパは重要ですが、趣味の延長で楽しんで取り組めていて、それでいて少しだけお小遣い稼ぎできるんだったら続けるのは全然アリだと思います!

月末に確認するのは、この4つ

  1. 売上はいくらだったか
  2. 経費を引いた利益はいくらか
  3. 未入金・今後の支払い・税金用の取り分はあるか
  4. 副業全体に何時間使ったか

利益が少ないなら単価や手数料を、時間がかかりすぎるなら作業の進め方を見直す。数字を分けると、次に変えるところも見つけやすくなります。

副業の売上を伸ばすのはうれしいことです。でも、疲れ切って本業や生活に響くようなら、少し立ち止まりたいところ。節約と時間の使い方を考えた記事と同じで、お金と時間の両方を見て、自分に合う続け方を探していきましょう。

制度・資料の確認日:2026年10月21日。税金は収入や働き方などによって取扱いが変わります。

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