【公認会計士試験】論文式試験 企業法の勉強法

2022年12月28日公認会計士試験

公認会計士試験の中でも他の科目と少し毛色が異なる企業法。

受験当時、短答式試験ではボーナスステージといってもいいぐらい安定して得点ができる企業法でしたが、論文式試験になると途端に足を引っ張る科目となりました。

本試験前最後の全答練の結果が本試験約1ヶ月前に通知されましたが、そこに書いてあった判定はE判定

順位も下から1桁番目…いっそのこと最下位の方がネタになるのにと思ったのは試験終了後で、本試験1ヶ月前はそんな余裕もなくとにかく結果を見て絶望しました。

しかしながらそこから1ヶ月後の本試験では、見事64位と大きくアドバンテージを取ることができました。

1ヶ月でそんなことが可能なのか?
可能だからこの結果があります!

そんな論文式試験の企業法の勉強法について私が実践した方法をお伝えしたいと思います。

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実際の論文式試験の成績通知書

問題集丸暗記

私はTACで受講していたので、TACの問題集を利用しました。

TACの企業法の問題集を丸暗記

他の予備校であっても、TACの問題集に相当するものがあると思いますので、それを活用してください。

たったこれだけで論文式試験の企業法で高得点が取れるようになります!

なぜ問題集丸暗記か?

問題集は長年会計士試験を見て、合格をサポートしてきたTACの講師・スタッフが厳選した良問が載っています。

良問を丸暗記することが、論文式試験で高得点を取るために最も効率的なのです。

丸暗記することで、法律科目独特の言い回しや、あの長い答案用紙に作文するための答案作成の構成出題者が求める(書いて欲しい)キーワードについて自然と身に付けることができます。

丸暗記という行為は不自然ですので、自然と身に付くというのは嘘ですね(笑)

お手本となる答案例を暗記することで、実際の試験でもそれっぽい答案を書くことができ、採点官に良い印象を与えることができるのです。

何問か暗記していくと、似たような言い回しや、根拠条文が同じになっていることに気付くと思います。

すべて異なる言い回しやキーワードですと問題集丸暗記も厳しくなりますが、ある程度同じような表現や書き方もあるので、実際には全て異なるものを暗記するわけではありません。

丸暗記の前にやるべきこと

問題集を丸暗記することで質の高い答案が作成できるようになります。
しかしながら、効率的に暗記するためにやるべきことがあります。

それは、テキストの内容を十分に理解しておくことです。

講義を受けてテキストの内容を理解する。
それによって法の趣旨や法律の体系的なところを身につけておきましょう。

これを身につけておくことで問題集を読んだ時に、書いてある内容について違和感なくスラスラ頭に入ってくると思います。

暗記する内容が理解できているのとそうでないのとでは、暗記効率が全く異なります

ちなみに私はTACで宮内先生の講義を受けていました。

条文(六法)は引くべきか?

論文式試験の答案には根拠条文を記載して、その法的根拠を示す必要があります。

ですので論文式試験の勉強においては、条文(六法)は引くべきと考えます。

問題集にも当然条文番号が記載されていますが、そこに何が書いてあるのか、その条文に関連する条文はどういったものがあるかを、実際の条文を引いて把握しておかなければなりません。

これも何度も引いているうちに覚えて、主要なものについては条文番号を見ただけで内容が浮かんでくるようになります。

みなさんやっていると思いますが、六法は必要な部分だけ残して、不要なページは削ぎ落としたものを使っていました。

1ヶ月でやる必要はない

当然ですが、1ヶ月でやる必要はありません(笑)

私は間に合わなかったので1ヶ月でやらなければいけなくなっただけで、受験勉強はコツコツと日々やっていく方が定着すると思います。

少しずつでも日々コツコツと続けていく方が長期記憶としても残りやすいです。

ですが1ヶ月でも本気でやれば少なくとも戦えるレベルにはなります。

最後まで諦めずに勉強する、ラスト1秒まで答案に向き合うという姿勢も大事です。

私は理論科目はタイピング暗記法で学習しましたが、覚えられるのであれば問題集を目で追うだけでも良いですしどんな方法でも良いです。

ぜひみなさんは直前で絶望しなくて良いように、日々コツコツと暗記していって欲しいと思います!

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