【公認会計士試験】理論科目の勉強法3選!

2022年12月20日公認会計士試験

理論科目の勉強法は、声に出す!耳から聴く!タイピング!

会計士試験でも4割程度のボリュームを占める理論科目の勉強法について、実際の自身の経験を通してお伝えしたいと思います。
理論科目は計算科目と違って手を動かすわけではなく、暗記主体になるためどうしても眠くなりがちです。

【関連記事】
【会計士試験】合格するための勉強法
【会計士試験】論文式試験 企業法の勉強法

声に出す!

これが最も手っ取り早い方法だと思います。

テキストや問題集を見て、声に出して読む
何か道具が必要なわけでもありませんし、静かな自習室や図書館のような声を出してはいけない場所でなければ、どこでも実践することができます。

計算科目のように実際に手を動かす必要もありませんので、机と椅子がない場所でも良いですし、それこそ気分を変えて緑の多い公園のベンチでだってできます。

また、暗記のような単純な学習は、ただ座って取り組むよりも、身体を動かしながらの方が脳が活性化され学習効果が高まるようです。

私も公園でテキストを持ってぶつぶつ独り言を言いながら散歩していたこともあります。

お金も時間もかからないので非常にお勧めです。

耳から聴く!

これは声に出すを実践していれば同時に行われるのですが、ここで言いたいのは例えば静かな自習室や図書館での勉強や、電車移動中、歩きながらの勉強法としてです。

TACや大原等の受験予備校に通っているのであれば、講義の音声データが入手できると思いますので、その音声データを移動中等に聴くのです。
実際に私も自習室や移動の電車の中で、イヤフォンをつけて耳からの学習をしていました。
自習室であればテキストを広げることができるので、耳から聴きながら目でテキストを読んで学習効果を高めていました。
また、やる気が出ない日は、ベッドにゴロゴロしながらも最低限耳からの学習だけはやるといったこともありました。

講義の音声データでも良いのですが、お勧めしたいのはテキストや問題集の重要な部分を、自分の音声で録音したデータを聴くことです。

講義音声ですと、どうしても講義の進行や他論点との兼ね合いで、自分が習得した部分や重要性が高くない論点も含まれています。
もちろん、音声データを編集(カット)して、重要な部分だけを聴くというのも良いのですが、テキストはそれでカバーできるかもしれませんが、問題集については特に音声データは存在しないと思います。

自分の音声というのは、私だけかもしれませんが、あまり聞いていて心地が良いものではなく、その気持ち悪さゆえに聞きたくなくても聞かされてしまうのです!
講義音声等の他人の音声であれば、心地よくて眠くなってしまうこともありましたが、自分の音声は嫌でも入ってきて、それゆえ学習効果も高かったです。

今はスマホで簡単にボイスメモを録ることができますので、自分の音声で録音しそれを聴いてみると、必然的に耳から勉強できると思います。

タイピング!

最後にお勧めしたいのはタイピング勉強法です。

これは人を選ぶかもしれませんが、テキストや問題集の重要な部分について、タイピングでその文章を記述するという方法です。

ここでは扱いませんでしたが、理論科目は手で書いて覚えるという人もいると思います。
手で書くというのは非常に疲れますし、スピードとしてもあまり速く書くことはできません。
そこでタイピングで同様の効果を得るのです。

タイピングであれば書く場合よりも速く大量にこなせますし、手の疲れも書く場合よりも溜まりにくいです。

また、会計士試験に合格して監査法人に勤務する場合は、ブラインドタッチは当たり前のスキルです。
現代では学生時代に習得している人も多いかもしれませんが、タイピング勉強法であれば未習得の人も受験生時代に身につけることができます。

タイピングをするためのツールが必要なため、多少のコストはかかってしまいますが、私は声に出す勉強法よりも速く大量に学ぶことができたので、このタイピング勉強法を最も実践しました。

安いパソコンでもいいですし、iPad等のタブレット端末にキーボードを接続しても良いと思います。
しかしながら、あまりお金がなかった受験生生活において、パソコンやタブレットは私にはコスト的に厳しかったです。
また、パソコンやタブレット端末は、どうしても大きかったり重かったりと常に持ち歩くには不便でした。

色々と調べてたどり着いたのが、Kingjimのポメラです。

ポメラはメモを取るのに特化したツールです。
メモを取ることしかできないのですが、メモを取ることに関してはポメラ以上のものはないと思います。
ポメラは小さくて軽いため携行性に長けており、目が疲れにくくキーボードを打つ感覚も良いです。

受験生時代にこのポメラを購入してから、理論科目の学習が捗りました。
テキストや問題集を目で見て覚える、それをタイピングで入力してまた目で覚える。
声に出すよりも速く、そして大量に覚えることができる
タイピング勉強法のおかげで監査法人入所後も特に困ることはありませんでした。

最新モデルだとそれなりの値段がするようなので、最新モデルでなく一世代前のモデルでもいいかもしれません。

タイピングができるのであればパソコンでも何でも良いのです。
ですが、勉強だけのためであればインターネットに繋げなくても良いですし、メモ以外の他の機能は必要ありません。
それよりもメモに特化していて安くて軽くて小さいことが重要です。
その点において私はポメラを選びました。

少しでも皆さんの受験勉強が楽に・効率的に行えるようになれば幸いです。

【関連記事】
【会計士試験】合格するための勉強法
【会計士試験】論文式試験 企業法の勉強法