【監査法人就活】地方事務所を諦めて東京事務所に行くべきか

2022年12月17日公認会計士試験

公認会計士試験は論文式試験に合格することで一旦終わりますが、個人的には就活を終えるまでが試験と考えています。

会計士試験に合格したら短答式試験・論文式試験からは解放されますが、公認会計士登録のためには実務経験と補習所での単位取得、そして最後の修了考査が残っています。

登録要件となる実務経験については様々ありますが、会計士なんだからやっぱり監査実務を積みたいと思うのは自然な発想だと思います。
監査実務を経験するなら監査法人への就職が一般的です。

監査法人の就活は、法人単位で採用をしてそれを各事務所に割り当てるのではなく、事務所単位で採用を行います。

地元で育ってきて地元で働きたいという場合は、地方事務所への就職を目指すことになりますが、年度によって募集人数とそれに応募する合格者のバランスから、地方事務所での内定を得られないこともあります。

そんな時に、地元にこだわり会計事務所や一般企業等で就職するのも良いとは思いますが、東京事務所に行ってみることもおすすめします。

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地方事務所にUターンできる

BIG4や中堅監査法人であれば、ほとんどが東京に主たる事務所があり、大阪や名古屋、札幌、仙台、広島、福岡といった地方にも事務所があります。

地方事務所では採用人数が数名と限られている地方もありますが、東京事務所では数百名採用されるので、東京事務所の方が内定をもらえる可能性は高いです。

地方事務所では内定が出なくても、東京事務所で内定を得られたときに、地方事務所での勤務を希望する人は悩むと思います。

もちろん地方での就職にこだわって、実務要件が満たせる会計事務所や金融機関等の一般企業でも良いとは思いますが、やはり監査法人でしか得られない経験というものもありますので、東京事務所に勤めてみても良いと思います。

東京事務所で勤務してみて、やはり地方事務所で働きたいという気持ちが残っているのであれば、東京事務所から地方事務所への転籍の希望を出しましょう。
タイミングもありますが、基本的に希望して数年以内で転籍できます。
監査法人としても、貴重なスタッフがそれで辞めてしまうよりも、地方事務所で引き続き活躍してくれる方がありがたいですので。

実際に私の会計士仲間でも、何人か東京事務所から地方事務所にUターンしました。

昇進が速い

監査法人の職階は概ね以下のようになっています。
上から順に
・シニアパートナー
・パートナー
・シニアマネージャー
・マネージャー
・シニアスタッフ
・スタッフ
監査法人に公認会計士試験合格者として就職する場合は、一番下のスタッフからになります。

スタッフからシニアへは修了考査に合格すれば基本的に上がれるのですが、シニアからマネージャーへの昇進には人によって差が出てきます。

その差というのが、地方事務所の方が大きいのです。

当然職階が上がれば給与も上がりますので、全員を上げることはできません。
一般企業も当然そうです。
公認会計士ということで一般には社会的ステータスは高いのかもしれませんが、監査法人内ではまわり皆が会計士ですので、その中での競争になります。
地方事務所では母集団の人数が少なくその中での競争になるため、必然的に東京事務所よりも上がるのが難しくなるのです。

東京事務所でマネージャーまで上がってから、地方事務所にUターンするというのもありです!
その時はもしかしたら、地方事務所に就職した同期はまだシニアスタッフということも大いにあり得ます。

手当がもらえるところもある

東京事務所では地方事務所にはない都会手当のような手当がもらえるところもあります。

実家から地方事務所に通うのであれば別ですが、一人暮らし等で地方事務所に通うのであれば、手当の分東京事務所勤務の方が可処分所得が大きくなる可能性もあります。

誰もが知る有名企業を監査することができる可能性がある

地方事務所でも有名企業のクライアントがありますが、やはり東京本社の方が圧倒的に多いです。

東京事務所勤務であれば、そのような超有名企業の監査をできるかもしれません。

監査法人への就職を希望していて、地方事務所での内定が得られなかったとしても、ひどく落ち込む必要はありません!

一旦東京事務所で修行して、Uターンしちゃいましょう!

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